電車に乗るためホームへ向かった。
次の電車に乗るために乗車口で待っていると前に
2、3人の女の子がいた。
どうやら仲間の一人が進学か何かで街を離れるらしい。
しばらくの間、冗談を言ったりしていたのだが発車のベルが鳴ると口々に
『頑張ってな!』
『絶対電話してな!!』
車内に居る見送られている女の子などは今にも泣き崩れそうだった。
そして無常にも扉は閉まり電車は発車した。
その後、私も電車に乗り込みふと考えた。
みんなに送られ、一人旅立った彼女はどんな気持ちだったんだろう。
以前、友人のギタリストにこんなメールをもらった。
『酒、男、そして唄にと
何事にもとことんやるアナタは傷付く事が多い分、
得る事も大きいはず。
前向きに行動する事で間違いなんてありません。
さぁ、思いっきり咲かしちゃって下さい!』
もらった時は涙が出た。
旅立ちの時はみんな一人ぼっち。
あの彼女も明日はきっと笑って前を向いて歩いてるといいな。