From the blog

ふと、ばぁちゃんの事を思い出した。

ばぁちゃんが死んでから何年経つだろう。

私が小さかった頃のばぁちゃんは、
元気で勝ち気で素敵な明治の女だったように思う。

入院したばぁちゃんは凄く小さく見えた。

ホントに少女に戻っていた。

ばぁちゃんには娘は居ないのだが、私の母だけを頼り本当の娘だと思っていたようだ。

母は、もちろんばぁちゃんの死に目に逢えた。

昼間に母から『おばぁちゃんの調子が良くないから出来たら帰って来て』
と電話があったのだが私はどうしても休めずその日も歌っていた。

ばぁちゃんゴメン。

今度夢で逢えたら、ばぁちゃんに謝ろう。

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